館長の子育ての目的地は
私は、誰かに勝つことにはあまり興味がありません。空手が教えてくれる気付きと感動にワクワクし、そこからの進歩を楽しみにやっています。
そんな私にとっての運命の出逢いは、宇城憲治先生(創心館空手実践塾塾長)とのご縁です。ご指導頂いた10年は、感動と畏怖の至高の時間でした。
「お年寄りでもケガ人でも、すべての人が進歩成長できる空手があった!理想としていた空手がとてつもないレベルで存在していた!」空手の術技は想像を超えた深さから来ていたことと、その圧倒的なエネルギーに驚愕しました。
もちろん、「私もその一端でも伝えられる人になりたい」と思いました。

さて、私は子育てについて、大まかには分かっていました。
- やる気がない、集中力がない、落ち着きがない・・・たいていの場合は自尊心が満たされていないのが原因だということ
- 愛されて、信じられて、見守られて、安心感があれば子どもは真価を発揮し始めるということ
それが、空手の奥深さに触れ、さらに深まりました。
- 生命は調和するように出来ている。その衝突しない力を、子どもは簡単にできてしまう
- 「衝突しない力を味わった感動」は、「テクニックが高いことによる感心」をはるかに超える
- 子どもはもともと素晴らしく、真価を発揮する準備ができている
- 空手は、子どもたちの身体を「生命としてあるべき状態」に導くことができる
- アタマを優先させてはならない。結果を優先させてはいけない。
※ 2018 演武会それまでは「この子の未知の可能性を信じよう」というスタンスだったと思います。今は「すべての子どもが、はかり知れないエネルギーをもつ生命の一部なのだ」と思うようになりました。
「競争しない空手道」+「子どもらしさを愛せる」=「子どもの真価を引き出し、ワクワク幸せに生きる社会人にする」
今、私が空手を稽古する目的はこれです。
※ 館長の結婚式に サプライズゲストとして来てくれた子ども達